麺処 夏海@赤羽

2012年2月5日/麺処 夏海/赤羽/
つけ麺/700円
我々しがないTシャツ屋にとって、
ドラえもんにとってのネズミばりに忌み嫌う2月がやって来た。
ただでさえニッパチ(2月と8月)は、
古くから「物が売れない」という言い伝えもある上に、
こちとら暑くなってくれなきゃ即終了の季節商売!
さむいのイヤイヤ!おちゅうしゃもイヤイヤ!
よって毎年この時期は節約を強いられる事になり、
結果ラーメンの頻度も落ちていく一方…。
しかし今年に入ってから希有な新店ラッシュ!
しかも今後の麺トレンドを左右するような話題の店が、
雨後の筍のようにボッコボコ増殖しているではないか!
こうなりゃ節約とか言ってられねぇ!
おいヨメ!そのかんざしを質に入れてラーメン食いに行くぞ!
かんざしで経絡秘孔をブスリと刺され、
顔をひでぶと変形させながら向かったのは北区は赤羽。
あの『ほん田』のネクストブランドとなる『夏海』。
これで屋号は「なつみ」と読むそうな。
なつみーっ!生きとったんかワレーッ!
(漫☆画太郎先生・作)

『大ふく屋』の跡地にできたその店は、
早くも地元民に認知されているのか外待ちが絶えない状態。
メニューは端麗系の「豊穣ラーメン」の醤油と塩、
それに濃厚系の「煮干豚骨ラーメン」と「つけ麺」という、
お客様のニーズ全てお答えしまっせ〜!なラインナップ。
しかし「煮干豚骨」はすでに売り切れ、
「豊穣塩」はまだ提供されていないという事なので、
「豊穣醤油」はヨメに譲りしぶしぶ「つけ麺」をチョイス。
中盛無料なのでそうさしてもらうわ!
『大ふく屋』時代とほぼ変わらぬカウンターのみの店内には、
日本酒や焼酎の瓶がディスプレイされている。
店員さんは皆キビキビした動きだが、
太麺のためか「つけ麺」の提供まではやや待たされた。
ちょっと何待ちなの〜?わたし沢田亜矢子クラスの女優よ!
ピカピカ輝くカネジン製の太麺と、
茶濁したドロドロつけ汁の対比がすさまじい。
まずは麺だけ食べてみると、
強靭で歯を押し返すようなコシの強いタイプだが、
負けずに噛んでいくと小麦のいい香りがジワジワ出てくる。
言わば「するめ野球」ならぬ「するめ麺」だな!
(糸井重里が名付けた巨人打線のニックネーム)
一方のつけ汁ジャイアンツは、
「豚骨煮干」のダシをさらに煮詰めたものと思われ、
その濃度はクロマティレベルの相当なもの。
しかし嫌な臭みやしつこさは無く、
豚骨や煮干しも突出せずにバランス良く収まっているのは、
さすが『ほん田』イズムと言ったところでしょうか。
時おり細かく刻んだタマネギらしき、
シャリシャリした食感が混じってくるのも楽しい。
つけ汁に入れられた角切りのチャーシューは、
表面の皮がパリパリになるほど強く焼かれており、
スモークしたような香ばしい薫りが付いている。
一方麺サイドにはしっとりと肉汁を残した、
ローストポークのようなスライスが一枚乗ってくる。
口の中でほどけるほどジューシーで旨い。
ただメンマは味付けがあまりにしょっぱくて、
単品で食うにはかなりキツくてこれはマイナス!
血圧上がるっつーの!
スープ割りは鶏ダシでやってくれてるようで、
まさに端麗と濃厚のいいとこ取り状態に。

一方ヨメの「豊穣醤油ラーメン」は、
鶏油の甘みと生姜がバリッと効かされた、
どこかクラシカルな中華そばをも連想させるタイプ。
挽き肉を追加して旨味の増強をしたりしていたが、
それでもややダシ感は弱めな気がした。
その辺はまだまだ微調整の段階なのかしら?
個性という点も含めて、
より『ほん田』らしさを楽しみたいなら、
圧倒的に「豊穣醤油」に軍配かなー。
ただ今回食べられなかった「豚骨煮干」や、
近日提供予定の「豊穣塩」なども気になるし、
まだまだ定点観測が必要そうな予感大!
職場が近いラーツ部ふじひろ部員は、
すでに人目を忍んで何度も足を運んでいて、
事実上の「通い妻」状態だという事情通の目撃情報もあり、
今後とも動向から目が離せませんね!
以上、井上公造でした!
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